この記事を読めば、フォトグラファーとして独立するために最低限揃えておきたい機材一式がわかります!
注)ここでは、出張でスナップ撮影をする「ファミリーフォトグラファー」を想定しています。
機材リストはこちら。とりあえずはこれだけあればなんとかなるはず。
・カメラ(メインとサブの2台)
・レンズ&フィルター
・クリップオンストロボ
・記録メディア
・パソコン
・バックアップ用HDD
・カメラバッグ
詳しく見ていきましょう!
カメラとレンズ
仕事で使うんだから、入門機ではなくてちょっといいやつを買わなきゃですね。
しかし上を見ればキリがないのがカメラ沼。そしてレンズ沼です。
とりあえず最初は、なるべく無駄のない「必要十分」なものを選びたいところ。
機材セレクトの基準はこちら。
・フルサイズ
まずはフルサイズであること。APS-C機は除外しましょう。
なぜなら、単純に写真のクオリティが高くなるから。フルサイズ機の方がセンサーサイズが大きいため、高画質で低照度にも強く、ボケ味や色の表現が豊かなのです。
・記録媒体がデュアルスロット
次に、記録媒体がシングルではなくデュアル(ダブル)スロットのカメラであること。
同時に2枚のメモリーカードに写真を保存でき、一方のカードが故障してももう一方にデータが残るため、撮影データの紛失リスクを減らせます。プロなら撮った瞬間から納品するまで、常に2箇所に保存しておくのは鉄則です。
・軽い
最後に、軽いこと。
これは女性フォトグラファーさんに向けて、特に声を大にして言いたいところ。
私の経験ですが、「カメラが重い」というのは移動中も撮影中も、少なからず体力を消耗させます。それがパフォーマンスに影響するのは言わずもがな。加齢と共にどんどんキツくなります。私は少しでも身軽になるべく、今まで使い慣れた機材を手放し、機材一式を買い替えました…。
ちなみに、カメラは2台必要です。
たとえ1台しか使わなくても、そのカメラがいきなり壊れることもあり得ます。壊れる前提で必ず2台持ち歩きましょう。
また、レンズには必ずプロテクターフィルターをつけましょう。
私の愛用の機材はこちらです。
周りを見ていてもSONY派が急増してます。
理由は色々あると思いますが、私は軽量化のためにキヤノンからソニーへ乗り換えました。
参考記事↓
動き回るお子さまを撮影するので、標準ズームレンズがないと仕事ができません。
軽くて快適すぎます。
もしもの時のためのサブレンズ。めちゃコンパクト!軽いし寄れるし、とっても優秀!
カールツァイス85ミリはポートレート向けに。写真が楽しくなるレンズです。うっとり。
カメラとレンズを一式揃えるだけで100万円は必要に…。
理想的な機材を一気に購入するのはハードルが高いですが、中古品を活用したり、趣味用のカメラをサブとして使ったりしながら徐々に揃えていきましょう!
パソコン
スマホで現像を完結させる人も時々見かけますが、大量の画像データを編集するにはパソコンは必須です。とりわけ、Macをおすすめします。
MacのRetinaディスプレイは高解像度で、色再現性が非常に優れています。ここはかなり重要です。写真の色調整や編集が正確に行えるMacを選びましょう。
パソコンのスペックにもよりますが、最低でも20万円…ってとこでしょうか。
作業がサクサクできるよう、メモリの増設もおすすめ。
クリップオンストロボ
わかりやすく言うと、カメラにくっつけて使うストロボです。(カメラから離して使うこともできます)
屋外での撮影のみであればほぼ使うことはないかもしれませんが、室内で明暗差の激しい場合や、色被りを抑えたい場合などにあると重宝します。
記録メディア
32Gか64Gを4枚(メイン機とサブ機に2枚ずつ)1セットは必ず揃えましょう。
撮影が立て続けにある場合を考え、いずれは2〜3セット持っておけたら安心です。
こちらはニセモノをつかんでしまうと非常に痛いので、家電量販店にて購入することをおすすめします。
バックアップ用HDD
写真のデータの保管方法は「納品するまで常に2ヶ所」が鉄則です。
撮影が終わったらすぐに、パソコン本体と外付けHDDの2ヶ所にコピーしておけば記録メディアから削除してもOK。
私はこちらのポータブルHDDを長年愛用しています。
いままでトラブル知らず。
配線も一本のみでコンパクトなのがお気に入りです。
カメラバッグ
ご自身のスタイルに合ったバッグを選びましょう。
撮影時にバッグの置き場所があるならキャリーケース、屋外で荷物を持ったまま撮影する必要があるならリュックタイプがおすすめです。
アクセサリーや周辺機器で15万〜20万円前後必要かな?
まとめ
ざっと見積もってみて、初期投資に140万円くらいは必要になりそうです。
他にも、ワークショップやセミナーなどの参加費用も必要になるかもしれませんね。
これからフォトグラファーとして活動していきたい方に、少しでも参考になれば幸いです!
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